キティちゃんの本名
キティ・ホワイト
ロンドン郊外生まれで
身長はリンゴ5個分
誕生35周年記念(てことは、アラフォー?)
だそうです
娘の一人がキティフリーク
赤ちゃんのころから
ピンクのキティちゃんを肌身離さずにきた
そっくりの双子を写真で見分けるのに
「キティちゃんを抱いている方が玲ちゃん」
などと区別したほど
サテンの天使の羽のついたキティちゃん
いつも同じものを用意しておくのにひと苦労
なんせ、赤ちゃんが毎日ずっと抱っこしていているのだから
清潔にしておくためには始終洗濯しなくちゃいけないし
(もちろん寝ている間にこっそりと)
ボロボロになったら縫って、かがって
それでも駄目なら
まおんなじのキティちゃんを探さないといけない
そんな大事なキティちゃんが
ある日忽然と姿を消した
娘がまだ幼稚園のころ
家じゅう探してもどこにもいない
娘は泣き通しだし
家政婦さんはおろおろするし
でもどこにもいないの
それからひと月過ぎて
もうほとんどあきらめかけた頃
マンションのベランダからひょいと見下ろすと
1階のお宅の庭の木の枝に
キティちゃん発見!!
1階にお住まいの奥様が
キティちゃんを預かっていてくださったのだ
奥様いわく
ある日お庭にぬいぐるみがぽこっと落ちていた
ぼろぼろの古いぬいぐるみだったから
きっとどこかのお譲ちゃまが
ずっと側に置いているお人形に違いない
それから毎日
マンションの塀の外からもよく見えるように
木の枝に乗せておいてくださった
雨が降る日と夜は
おうちの中に入れておいてくださった
とのこと
ありがたくて嬉しくて
何度もお礼を言って
娘はキティちゃんを無事引き取った
今でも娘のベッドの上で
ぼろぼろの羽をつけたまま
きょとんとした顔で座っている
真相は
パワフルで働き者の家政婦さんが
お天気の良い日に
ベランダで娘の布団ごと
キティちゃんをぱ~っと払ってしまっていた
ということらしい
娘たちは1階の奥様を
今でも「キティのおばさま」と呼んでいて
わたしもベランダから木を見下ろすたびに
幸せな気分になる