深遠なる問い

「ママ、無になるってどうやればいいの?」

夕食の支度(今日は枝豆ご飯とメカジキの炒り煮デス)を

している私に娘が聞く

ふむ・・無か、深い質問をさらっとするのね

 

「心を無にしていると力が出るんだって」

あぁ、きっとテレビで何か言っていたのね

何か楽しいことを考えてみたら?

宿題のことやお友達のことを考えるのじゃなくて

シジミちゃん(祖父母の家の飼ネコ)をひざに乗せてるときとか

気持ちいいことを思い出してみたら?

と言ってみるが

なかなか難しそう

そりゃそうだ

12歳の娘が簡単に心を無にできたら世話はない

 

今度は食事中(メカブときゅうりの酢の物も人気)に

「今の菅総理の政治と、聖徳太子の政治と

どっちがいいか、私最近考えているんだぁ」

あぁ、歴史で聖徳太子を習ったのね

どちらに軍配が上がったか聞くと

「和をもって貴しとなす、という考えがいいと思うから

聖徳太子かな」

というお答え

 

子供との暮らし中に

オシャベリだけではなく

会話が成立するようになってきて楽しい

でも油断できない質問も多くて

ママも勉強が欠かせません

 

ちなみに憲法十七条の「和をもって」は

派閥や党派の偏ったこだわりを捨て

睦まじく話し合う の意のはず・・などと考えながら

お皿を洗う

そこから

今年4月に亡くなった世界的な免疫学者多田富雄先生の言葉

”寛容の世界”を思いだす

 

免疫とは体内に異物が入り込まないように

自己と非自己をきっちり識別して

非自己を攻撃・排除するシステム

つまりとても”不寛容”

ただし時に

生まれたときに抗原が体内に入ったり

抗原が非常に微量だったりすると

非自己にも”寛容”な反応をすることがあるそうだ

母親の胎内に宿る赤ちゃんも

母親にとっては非自己だけれど

攻撃・排除はされない

免疫における寛容ということを考えるとき

自己とは何か

と向き合うことになるのかもしれない

 

子供の質問から

いろいろ考えるヒントをもらっている

次は何かな?と期待していると

「ねぇねぇ、ママはお笑い芸人の中で誰が好き?!」

ですって

難しすぎてわかんない

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